アリババのIPOは史上最大級

1999年に創業した中国のネット業界の企業アリババは、通販サイトの「天猫(Tモール)」や「淘宝網(タオバオ)」を運営する会社です。その業績は年々上昇している、成長企業です。昨年、2014年9月19日にニューヨーク証券取引所に上場しました。その際、IPOを発行しています。これからそのIPOについて紹介します。
アリババのIPOの公募価格は68ドルで、発行したIPO株数は4800万株にもなりました。IPOの総額は218億円というとても大きな規模だったのです。この額は米国史上最大級となりました。そのため、証券市場では大きな注目を集め、上場初日の証券市場の外には多くの人が押し寄せたほどです。上場初日のアリババ株の取引は活発で、価格は38%も上昇し93.89ドルになりました。この上昇、ブルームバーグによると、IPOの規模が100億円以上の企業の中では、過去最大の伸びだということです。
日本ではこのアリババの上場とともに、ソフトバンクの孫正義の名前を聞いた方が多いのではないでしょうか?ソフトバンクはアリババの株式を30%以上持つ、筆頭株主なのです。アリババ上場初日、時価総額は2341億ドルにもなりました。つまり、ソフトバンクは、約700億ドルの価値がある株を持つことになったのです。実は、アリババ上場の一番の勝者はソフトバンクの社長である孫正義だったというわけです。そのような資産の増加で、2014年度日本の富豪50人で孫正義は首位となりました。
アリババは中国の企業です。IPOによる投資を考える時、日本に住んでいると、日本の企業だけを考えがちですが、グローバルな視点を持つことも必要かもしれません。